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観葉植物を置くべきなのか– 観葉植物がもたらす5つの効用 –

観葉植物を置くべきなのか

観葉植物を置くべきなのか

自分の部屋、或いは働いているオフィスやお店などに植物を置くと、なんとなく良い気持ちになるのは、人間誰もが感じることだと思います。でも実際に観葉植物を置くと、どのような良い効果があるのでしょう。ここでは、5つの効用をご紹介します。

空間のデザイン性の向上

当然第一に上げられるのが、空間のデザイン性の向上になります。空間デザインにおいて、植物という素材は非常に独特な位置を占めています。インテリアの一つであることは間違いないのですが、家具や照明などのような実用性があるわけではありません。椅子にしてもカーテンにしても、それぞれにデザイン性はありますが、同時に役割を持っています。かといって床材や壁材などの建材の部類にも入りません。それでいて、たった1鉢の観葉植物が、その空間全体のイメージをガラッと変えてしまうこともしばしばです。特に昨今は、東京などの大都市を中心に、空間デザイン、インテリアデザインという観点からの、植物に対する関心が高まっており、デザイナーさん達も、観葉植物のレンタルを採用する際に、こだわりを強く持つようになっています。
観葉植物の表情は非常に多様性に富んでおり、葉型、樹形、色合い、サイズなど、様々な要素が複雑に組み合わさっています。それでいて自然ならではの絶妙なバランスの美しさをもっている、唯一無二のインテリアが、観葉植物と言えるでしょう。

ストレスの軽減効果

観葉植物が人に与える影響としてよく言われるのが、ストレスの軽減です。では何故人間は、植物とともにいるとやすらぎを覚えるのでしょう。大きな要素が2つあると言われています。
一つはそのフォルムです。植物はすべて不規則で複雑な曲線で構成されています。周りを見渡せばわかるのですが、現代人は直線的で規則的な物に囲まれて行きています。建物も家具も、多くは直線を基本に構成されています。曲線的な物であっても、規則性と合理性を持った曲線になりますので、自然物が持つほんとうの意味での曲線とは言えません。方や、人間自身は自然物で、構成要素に直線はまったくなくありません。そのため現代人は、自身とは異質なものに囲まれて普段から生活しているということになり、常にストレスに晒されていると言えるのです。
もう一つ、ストレス軽減に役立っていると言われているのが、「1/fゆらぎ」です。観葉植物はその性質上、微弱な風邪を捉え、或いは成長し、常に不規則に揺らいでいます。室内の風邪のない環境で、一見止まって見えますが、人が動いたりという空気の変化から、かすかに揺れており、それが視界に入ることで、ストレスの軽減に役立つと言われています。例えばキャンプに行ったときに、かまどの炎をじっと見ていると気持ちが空っぽになるというのも、同じと言えます。自然界には停止しているものはありませんが、曲線の例と同じ様に、現代社会では静止している物の中で人間は生活しています。そこに日常的なストレスを感じていると言えるのです。観葉植物を購入したりレンタルしたりするニーズは、ここに根ざしていると言えるでしょう。


実験
唾液コルチゾールの増加率でストレスの大小を定量的に把握する
クレペリンテスト(10分間のストレス作業)直後(表1)と、20分間安静後(表2)の測定値を示す
出展
「屋内空間における植物のストレス緩和効果に関する実験」日緑工誌(岩崎寛他 2006年)

人間が植物を身近に置きたいという気持ちは、異質なものに囲まれて生活する中で、自身と同じ自然物を取り入れたいという欲求に基づくと言えるでしょう。特に東京などの大都市ではそのニーズが高く、オフィスで観葉植物のレンタルが求められる根本的な理由の一つと言えるでしょう。

眼精疲労の軽減効果

具体的な効果として言えるのは、眼精疲労の軽減です。緑という色彩が目に良いのは広く知られていますが、先述した複雑な曲線やゆらぎも、眼精疲労の軽減に寄与します。特にパソコンなどの仕事の際に、目を休めるために植物に目をやるという行為は、非常に効果的です。集中の合間に、ふとデイスプレイから目をそらして、植物を見る。色彩とフォルムにより、目を休めることはとても効果的で、特にパソコンの仕事が増えた今のビジネススタイルの中に、取り入れていきたい要素と言えるでしょう。観葉植物のレンタルにおいても、植物がいかに働く人々の目にとまるように配置するかは、非常に大事なことになります。


CFF値(フリッカー値)
光を大脳皮質で認識するまでの時間で脳の疲労の度合いがわかる。 
認識時間が速ければ脳が冴えている。遅ければ疲れているとされる。
実験
フリッカー値の変動率で視覚疲労の回復を定量的に把握する
合計180分間のVDT作業中の30分毎に5分間植物を見ると見ないでフリッカー値変動率を測定
出展
「観葉植物を見ることがVDT作業に伴う視覚疲労に及ぼす影響」植物工場学会誌(浅海英記 他 1995)

良質なコミュニケーションを生み出す

昔から樹木の下に人が集うように、植物の近くにいると、人はリラックスして開放的になります。通常の会議室などでは生まれないような雑談が、不思議と植物のある空間には生まれることもしばしば。その雑談はときにアイデアを生み、新しい事業の萌芽にもなりえるでしょう。オフィスだけでなく、店舗においても、植物があることで訪れるお客様をリラックスされ、店員とのコミュニケーションもスムーズに運ぶようになります。特に東京のような非常に多くの人が集まる場所において、円滑なコミュニケーションを生むことが、オフィスワークやし植物がリラックスを生み、穏やかなコミュニケーションは笑顔を生み、その笑顔がよりコミュニケーションの質を上げていく。観葉植物はその好循環の起点になり得る存在と言えるのです。

企業イメージの向上

観葉植物を置くということは、購入にせよレンタルにせよコストが発生します。それは裏を返すと、その場所に訪れる、或いはその場所で過ごす人たちに、価値を提供しているということが言えます。店舗はもちろん、オフィスのエントランスや応接室に植物を置くという行為は、そこに訪れる方に、良い時間を提供しようとしているに他ありません。また、オフィスの執務スペースや休憩スペースに観葉植物をおけば、それは社員の環境に拝領しているという、明確な証になります。昨今の学生は、企業選びに職場環境を非常に重視する傾向にあり、観葉植物のレンタルを導入する企業も、単に飾りや賑やかしだけではなく、戦略的な企業イメージの向上の手段として考えるようになっています。植物ほど、万人に良い印象を与えるインテリアというものはなかなか無く、そういった意味でも、空間演出に置いて唯一無二の存在と言えるでしょう。