観葉植物の選び方【サイズ編】

観葉植物の価格は、販売にせよレンタルにせよ、サイズが大きく関わってきます。植物のサイズは主に高さで表現されていると考えがちですが、実は高さで決まるというのは正確ではなく、鉢のサイズが重要になります。当たり前ですが、鉢が大きければ植物自体も大きくなり、逆に小さければ、植物のサイズも小さくなってきます。観葉植物は、現在流通しているものの殆どは、プラスチック製の鉢に植えられており、その鉢のサイズが、そのまま観葉植物の規格の基準となっています。このプラスチック製の鉢のことを、内鉢と呼ぶこともあります。

観葉植物のレンタルに置いても、基本はこの内鉢のサイズに基づいて、価格が設定されていますので、覚えておくと、観葉植物のレンタルを導入する際に役に立つでしょう。またおしゃれな鉢カバーに入れたい場合でも、この内鉢と観葉植物のサイズ感をわかっておくと、欲しいサイズの植物が、どのくらいのサイズの鉢に植わっているかを確認できるので、鉢カバーを選ぶ際にも有効な知識となります。

それぞれのサイズ感を表す表現として、観葉植物のレンタルにおいては、大鉢、中鉢、小鉢、といった表現をしています。前述の通り、これらのサイズは、鉢のサイズによって決められ、日本では広く規格化され流通されており、号(ごう)または寸(すん)という単位言われます。どちらもサイズは同じで、1号(または寸)は30cmと考えておけば間違いはありません。
植物の世界では、この単位が多く使われ、例えば正月に飾る門松も、3寸(高さ90cm)とか、5寸(高さ150cm)といった具合に表現されます。
内鉢の形状も大きく分けて3種類あり、それぞれ懸崖(けんがい)鉢と輪(りん)鉢、ポットと呼ばれます。懸崖(けんがい)鉢がポピュラーで、通常の大鉢や中鉢はこれで植えられています。鉢の直径と高さがほぼ等しいのが懸崖鉢。直径に対して高さが低く、平べったく見えるのが輪鉢、ポリエステル製の薄くて柔らかい鉢がポット、とおぼえておきましょう。輪鉢は、後で出てくる吊鉢(ハンギング)や、特大鉢などで使用されることが多くあります。ポットは主に3寸などの小さい植物の場合に使われることがほとんどです。


懸崖鉢

輪(りん)鉢

観葉植物のサイズについては、表にまとめますと以下の通りです。

名称 高さ 鉢サイズ 重量
大鉢 H1600-H1800前後 10号懸崖鉢 約20-30kg
中鉢 H600-H1000前後 6号-8号懸崖鉢 約5-10kg
小鉢(大) H400前後 4号-5号懸崖鉢 約1kg
小鉢(小) H200前後 3号ポット 約0.5g
吊鉢(ハンギング) H200 幅300前後 4-6号輪鉢 約0.5-5kg

今回はそれぞれのサイズ、観葉植物のレンタルの中で通常規格品として出回っている観葉植物のサイズについて、ご紹介したいと思います。
あくまで規格品なので、規格外の特殊なサイズや樹形なものもあることも覚えておいて下さい。

大鉢

一番ポピュラーなサイズの1つになります。鉢のサイズは10号鉢(高さと幅が約30cmの鉢)の植物を指します。重さは、植物によって幅があるのですが、20kg程度、重いものになると30kg近くなるものもあります。販売店などでは、個人さんでの運搬が大変なので、後述する中鉢の方が売れ筋ですが、観葉植物のレンタルに置いては、一番多く採用されるサイズとなります。高さは、1.6m〜1.8m。場合によっては、2m程度までが大鉢の括りとして扱われます。人間の背の高さと同じぐらいとなり、目線に植物が入ることもあり、様々な空間に一番フィットするサイズとなります。エントランスに特徴的な植物を置いて、来客の方へのイメージアップ、執務スペースの窓際に並べて、空間を和らげるなど、様々な用途で使用されるサイズとなります。

中鉢

大鉢より一回りサイズの小さいものが、中鉢と呼ばれるものになります。鉢のサイズは、通常は8号鉢(高さと幅が約24cmの鉢)の植物を指します。また、6号鉢(高さと幅が約18cmの鉢)も、中鉢として扱われる場合があります。8号鉢で高さは1m程度。6号鉢で60cm程度となります。ただし、植物の種類や樹形で、高さには幅があるので、一概にいえない場合もあります。重さは、植物によって幅があるのですが、10kg程度。持ち運びもしやすく、ご家庭のリビングなどに収まりが良いことから、園芸センターなどの販売店では人気のサイズと言えます。観葉植物のレンタルにおいては、空間を広く見せたい場合に、あえて目線より下にグリーンを入れたいというご要望で、配置する形があります。また、パーテーション代わりに、プランターボックスなどに並べら入れられるのも、このサイズになることが多くあります。また、一箇所でボリュームとデザイン性を出すために、大鉢と中鉢を組み合わせて、セットグリーンとして設置する場合も最近ではよく見られるようになりました。

小鉢

中鉢より下のサイズとして、小鉢と呼ばれるサイズの観葉植物があります。手にとって卓上などに置くサイズのものを指すのですが、小鉢はサイズの幅が広く、一口に小鉢と言っても、一番大きいもので、5号鉢でh50cm程度、小さいものは一般的なものでも3号鉢でh150cm。もっと小さい、ミニ観葉と呼ばれるものもあります。観葉植物レンタルで使用されるのは、一般的には一番小さいもので3号サイズとなるでしょう。用途は様々で、オフィスのファザードの受付電話の横に添えられたり、執務スペースの什器の上に並べられたり、アパレルショップで商品棚に散りばめられ、商品の引き立て役になったりもします。種類も一番多いのがこのサイズ帯となり、毎年のように新しい品種が出て、お客様を楽しませるとともに、グリーンコーディネーターを苦しめています(笑)。最近ではパソコン仕事に従事する方も多く、仕事机に小鉢を置いて、観葉植物を愛でながら、目と気持ちを休める人も多くなってきています。

吊り鉢(ハンギング)

小鉢の一種ですが、横に幅のある輪鉢に植えられているのが、吊鉢と呼ばれるものになります。平型鉢とも言います。鉢のサイズは、4号又は5号が一般的ですが、ボリューのある6号のハンギングもあります。横にボリュームの出る、あるいはツタのように垂れ下がる植物が植えられていることが多いです。観葉植物のレンタルでも、その名の通り吊り下げられて飾られることも多くありますが、卓上などに置く場合でも、ひと鉢でボリュームを出したいときなども使われます。近年では、マクラメやハンギングプランターなどを使って、天井から吊り下げる飾り方も人気で、需要が高まっているサイズと言えるでしょう。通常地面に置く飾り方より、天井から吊り下げることで、目線より上に植物が浮いている状態になるため、視認性も高く、空間で緑が占める比率が上がって見えるのが特徴です。

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