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東京のお客様に観葉植物が届くまで

観葉植物のレンタルを採用されたお客様のもとに、実際に観葉植物がどのような流れでお届けされるのかを、ここでは紹介したいと思います。

まず、観葉植物はどこで作られているのか。観葉植物は熱帯性植物となるため、温暖な地区での育成が望ましく、日本国内で生産されている場所は限られています。沖縄、鹿児島(指宿)、愛知県渥美半島、東京八丈島の4箇所が、代表的な産地となります。規模の大小はありますが、観葉植物農家の方々がいて、観葉植物を生産されているというわけです。それぞれの農家さんは、仕上がった観葉植物を、市場または専門卸売業者に出荷します。そうです殆ど野菜と一緒になります。食用か鑑賞用かの違いだけで、同じ植物の流通ですから当たり前かもしれませれん。観葉植物だけでなく、切り花も同じルートをたどります。違いがあるとすれば、切り花は輸入物も多いため、元のルートは観葉植物よりも多岐に渡る部分でしょうか。 産地ごとに特徴があるのも野菜と同じです。

沖縄

言うまでもなく日本で最も温暖な場所である沖縄では、多くの生産者さんが観葉植物を育てています。通常観葉植物は、東京など本州の気候では屋外では冬は越せず、温室などの設備が必要となるのですが、温暖な沖縄であれば、屋外で一年中育成することも可能で、観葉植物の生産に非常に適した地区と言えます。沖縄本島の北部に生産者は多く、観葉植物のバイヤーは、自然豊かな沖縄北部を、日差しを浴びながら回っていますので、東京に真っ黒になって戻ってきます。
ただ、東京に出すには、船便となり輸送コストがかさんでしまうのが欠点です。それもあり、また環境の良好さから、特殊な一点物で、単価の高い植物が多いのが特徴です。沖縄の日差しで育った、眼を見張るような特殊な樹形のものは、非常に見応えがあり、近年東京では非常に人気が出ています。新しい品種が出るのも、沖縄発信が多く、最近人気のエバーフレッシュやウンベラータも、沖縄の生産者が始めたものと言われています。

鹿児島(指宿)

観葉植物の産地としてまず名前が上がるのが、鹿児島県の指宿市となります。日本では南部とはいえ、沖縄に比べると温暖さではおとりますが、ここが観葉植物の産地となったのには理由があります。指宿という地名でピンとくる人もいますが、温泉源泉地でもある指宿では、温室の加温に燃料を使う必要がなく、非常に安価に温室内を一定の温度に保てるというメリットが有るのです。観葉植物の育成には、最低でも15度以上が必要とされ、通常であれば冬場は重油ボイラーなどの設備を入れ、燃料を使って加温する必要があるのですが、地熱を利用できる指宿では、その必要がなく、温泉を流すパイプを温室内に設置するだけで、十分な加温が可能という形になっています。また東京までの距離も、近いとは言えませんが、積み替え無しでトラックで輸送できるため、沖縄から出すよりも安価になります。
観葉植物の種類も多岐にわたり、大型のヤシ類専門に扱っているところや、一種類だけを作っている生産者さんもいます。

愛知県南部

本州の中では一番温暖な気候の愛知県南部も、観葉植物の生産地としては規模が大きく、東京の観葉植物レンタル業者にも、多く出荷されています。特徴はなんと行ってもアクセスの良さです。日本最大のマーケットである東京との距離も近く、沖縄や鹿児島と比べるまでもありません。観葉植物以外でも、草花などの生産も盛んで、園芸というジャンルの一大生産地とも言えます。観葉植物の種類は、規格がきちっとした、大量生産品が多く、設備が整った温室でしっかりと温度管理され、ムラのない高品質なレギュラー品が多く出荷されます。小鉢類や花ものが多いのも特徴で、東京の観葉植物のレンタルのマーケットを、安定的に支えてくれています。

東京都八丈島

近年注目を浴びるようになった観葉植物の生産地が、東京都小笠原諸島の南の島である八丈島です。同じ東京都でも遠島となる八丈島は、沖縄についで温暖な気候であることもさることながら、最大の特徴はその降雨量になります。台風時期はもちろんのこと、日本では見られないスコールが日常的にあり、観葉植物が好む熱帯の気候そのままと言って良いでしょう。近年人気になったシェフレラが自生しているのもこの地区です。もともと野ざらしにされていて、傾いたり倒れて暴れた樹形のシェフレラが注目され、唯一無二の植物として、東京の港区などのオフィスやショップへの観葉植物レンタルで人気を博しました。他にもフェニックスロベレニーの産地としても有名で、非常に形の整ったものが出荷されます。

市場と卸売業者

上記のような生産者さんから出荷された観葉植物は、市場や卸業者を通して、東京の観葉植物レンタルの会社に届けられます。市場ではセリも行われ、マーケットの需要に合わせて値段が付けられていきます。東京都内及び近郊の市場ですと、FAJ(フラワーオークションジャパン)、大田花き、砧市場、第一花卉、川崎花卉、東京フラワーポートなどがあります。市場で植物を購入する場合は、買参権という権利を保証金を払って購入する必要があり、東京の観葉植物のレンタル会社も、そういった買参権をもって市場に仕入れに行っています。
また、市場以外に卸売業者という方も存在します。市場が買参権などの仕組みでハードルが高いのに対して、誰でも気軽に仕入れができるのが特徴で、東京でも小規模のレンタル会社や小売店などが利用します。単純に購入しやすいだけでなく、卸売業者も独自の仕入れルートを持っており、市場にはないものを卸売で入手できる、といった場合もあります。

最後に

そうやって東京の様々なルートから、観葉植物のレンタル会社に届いた観葉植物が、お客様のもとに届きます。当然もちろんそれで終わりではなく、その後も長くお客様に楽しんで頂く為、メンテナンスをし、いたんだ植物はまた持ち帰って温室で元気にして、またお客様の空間を飾るということを繰り返すことになります。生産者や流通業者の思いの詰まった植物を、しっかり長くお客様に楽しんでもらうことが、観葉植物のレンタル会社の使命と言えるでしょう。

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